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コンサルタントコラム

2015年3月11日

◆ 新入社員を迎える前に確認しておきたい3つのポイント ◆


早いもので、今年度も残り20日ほど。
来月には新入社員を迎える企業も多いと思いますが、管理職者の皆様はどのよ
うな心境でしょうか。

「どんな人が配属されてくるのだろうか…」
「しっかり育てていくことができるだろうか…」

新しい仲間が増えることを心待ちにしながらも、不安を抱いている方もいらっ
しゃるかと思います。

今回はそんな不安を払拭し気持ちよく新年度を迎えるために、管理職が確認し
ておきたい3つのポイントを紹介します。

1)『教育担当を決めていますか?』

つい最近まで学生だった新入社員は、覚えなければならないことがたくさんあ
ります。
日報の書き方、勤怠管理の仕方、電話の作法などなど…。
入社時の研修では指導しきれない、細かい業務もたくさんあります。

これらを丁寧に教えていくのが、「現場の教育担当」です。定義は企業によっ
てまちまちですが、「OJTリーダー」「メンター」という呼称もあります。

新入社員は「誰に相談すればいいのかわからない」「やみくもに聞いたら怒ら
れるかもしれない」という不安を常に抱えています。

「教育は人事の仕事だろう」と思う方もいるかもしれませんが、社会人として
の教育はできても、現場でのイロハは現場の方でなければ教育できません。
人事に任せっきりにするのではなく、現場にもきちんとした「相談の窓口」を
つくってあげましょう。

2)『教育担当任せにしていませんか?』

現場の教育担当に任命されるのは、往々にして人を育てる経験に乏しい若手や
中堅社員の方です。「教え方がわからない」「どう接していいのか分からない」
と悩む担当者が出てきても不思議ではありません。人に教えることで自分もま
た学び直したり、後輩(部下)に見られているという意識を高く持ったり、
責任感の醸成につながったり。教育というものは教わる側も教える側も成長
できる大きな機会になります。それを上手く活かせないことほど、もったいな
いことはありません。

このような問題を早期に解決するためにも、管理職者が「教育担当者の教育指
導者」となる必要があります。

コミュニケーションでつまずいていないか。
教育計画の段取りはできているか。
他の社員との連携はとれているか。

配属前も配属後も、定期的に教育担当と打ち合わせをするなど状況を確認しま
しょう。

3)『人事が“何を教えたか”を知っていますか?』

新入社員の育成は、「人事」「管理職」「現場の教育担当」が三位一体となって
指導にあたることが大切です。

いくら人事が懸命に「敬語はきちんと使うように」と指導しても、現場の教育
担当が「そんなに肩肘張らなくていいよ(笑)」と甘やかしてしまっては、
新入社員は誰を信じていいのか混乱してしまいます。

一般的に、知識をインプットするのは人事の役割ですが、それらをアウトプッ
トするのは「現場の教育担当」の役割。そしてそれをマネジメントするのが
管理職の仕事です。

人事が新入社員に何を教えたのかを、管理職自身がしっかりと把握し、それら
を活かす機会を現場にたっぷり盛り込んであげましょう。

少子高齢化社会において、企業間の新卒社員争奪戦は激化するばかりです。
せっかく入社を決めた社員に対して、その期待を裏切るような迎え入れ方では
育つ芽も育ちません。

3年後、5年後の未来を見据え、どのように人を育てていくか?企業の力が
試されるからこそ、今から出来る事をしっかりと準備をしていきましょう。

株式会社フェイス総合研究所 上野 涼