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コンサルタントコラム

2015年4月1日

◆ “本”を読んで身になる人、ならない人 ◆


皆様は、月にどれくらい本を読んでいますか?

「1〜2冊くらいなら…」
「本なんて読む時間はほとんどないよ」

日々仕事で忙しい管理職の方であれば、
「本を読むヒマがあれば、仕事の時間にあてたい」と、より仕事に精を出した
いと望む方もいれば、あるいは「休みたい」と休息を取って次に備えようと
望む方もいらっしゃるかもしれません。

入社したての頃であれば、不足している知識を補うため、関連書籍や雑誌を
読み漁った人も多いと思います。

しかし人材不足で業務が増えている中、なかなかまとまった読書の時間をとる
ことは難しくなってきているのが、今の管理職の方々の現状ではないでしょう
か。

しかも本というのは、「読めば必ず役に立つ」というものではありません。
読んだらからといって全て行動に移せるわけではありませんし、すぐに忘れて
しまう内容もたくさんあると思います。

では、少ない時間でより効率的に本の内容を吸収するにはどうすれば良いのか。

その方法の一つに「過去の体験とセットで読む」ことを推奨しています。

NLP(Neuro Linguistic Programming:神経言語プログラミング)という心理学
によれば、人間は

「理論を理論として、頭だけで理解するのは難しい」
「理論と、自らの過去の体験を結びつけることで、初めて身につく」

のだそうです。
例えば私が「コミュニケーション」に関する書籍を読んだとします。

「へぇ、こんな裏ワザがあったんだー」

と思うことは簡単です。しかしこの程度の落としこみでは、私が実際に行動に
移す可能性は低いでしょう。

大事なのは更にそこから一歩先に進んで、自分の体験とセットで読むことです。

「前の商談では、このスキルを使えば契約が取れたかもしれない」
「以前Aさんに仕事を依頼した時は、この配慮が足りなかったかもしれない」

と、過去の自分の体験を思い出しながら読み進めることで、より一層知識を
深く落としこむことができます。

そして再び、過去の体験と同じような場面に遭遇した時は、より鮮明に本の
内容が思い出されるはずです。

こうやって一つひとつの自らの体験とセットにして本を読むことで、読んだ
内容を忘れず、かつスムーズに実行に移すことが可能となります。

日々の仕事に追われていると、本を読む時間は削られ、仕事の幅もどんどん
狭くなってしまいます。限られた時間を有効に使うには、その時間の質を上げ
るしか方法はありません。

今回ご紹介した方法で、ぜひ皆様には「本を読んで身になる人」になっていた
だき、仕事の幅を広げて新しい仕事に挑戦するためのチャンスをつかんでいた
だきたいと願っています。

株式会社フェイス総合研究所 上野 涼