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コンサルタントコラム

2015年4月8日

◆ 「○○さんに頼みたい」と言われる人になりなさい ◆


春。この時期は多くの組織で新入社員研修が実施されています。
新入社員研修といえば、ビジネスマナーを教えるスキル系の研修が多くを占め
ていますが、当社の研修は、その前提となる「社会人としての姿勢」も併せて
指導しています。

私も研修プランナーとして研修に立ち会うたび、

「頭ではわかっているけど、本当に実践できているだろうか」

と、自分を振り返ります。
つい先日も、あるお客様の新入社員研修に立ち会いました。

“「○○さんに頼みたい」と言われる人になりなさい”

目にとまったテキストの文言。受講者の皆さんに向けられているものですが、
私自身もこの言葉の大切さを、最近より痛感しています。

入社1年目。あるお客様に研修を提案させていただきましたが、コンペで競合
他社に負けてしまったことがありました。

「今回はどうしてこの結果になったのだろう?」
「どうすれば次に採用してもらえるようになるだろう?」

帰り道、同席した上司からの質問に対し、悔しさをこらえながら私はこう答え
ました。

「他者の営業担当の方が、プレゼン能力が勝っていたからだと思います」
「私の商品に対する知識が不足していたことも原因でしょうか…」

すると上司は、私がそう答えることを読んでいたかのように諭します。

「確かに知識もあってプレゼンもうまくできていたら、それはアドバンテージ
 になるよ。でもそれだけではなく、お客様は齋藤さん自身の『姿勢』も見て
 いたんじゃないかな」

その言葉に、私はハッとさせられました。

「私が入社1年目で、商品知識もスキルもないのは、お客様もよく知っている」
「だから私は、そこからさらに『姿勢』という部分を大切にしなければいけな
 かったんだ」

お客様に対する思い。商品に対する自信。コンペにかける熱意。
これらを意識し始めた途端、不思議と案件が前に進むようになりました。

そしてようやく掴んだ、念願の初受注。
その時に頂いた「齋藤さんだから」という言葉は、今でも忘れられません。

もちろん商品力も、それに対する豊富な知識も大事です。
しかし、結局はそれら全てを含めて「あなたに頼みたい」と思われるかどうか
だったのです。

いくらプレゼンが上手くても、いくら本を読んで勉強していても、お客様に
対する姿勢や熱意のところで「この人には任せたくないな」と思われたら仕事
には繋がりません。

新入社員研修を実施させていただき、エネルギッシュな受講者の方を前にする
たびに、一番大事なポイントを振り返っています。

「ここだけは忘れてはならない」

ありがたくも毎年頂ける機会を通して、また思いを新たにしています。

株式会社フェイス総合研究所 齋藤 佑香