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コンサルタントコラム

2015年6月10日

◆ OJT担当者が気をつけるべき3つのポイント ◆


梅雨の季節となりました。
皆様の中には、新入社員が配属された部署も多いのではないかと思います。

この時多くの企業では「メンター」「トレーナー」と呼ばれる、OJT担当者が
新人につくことがあります。

はじめての場合、

「どう指導して良いのかわからない」
「若手とのコミュニケーションに気を使う」

など、悩む方も多いのではないでしょうか。

OJTについて述べた本・セミナーは多くありますが、今回はそれらのノウハウ
からポイントを3つだけ抜粋してご紹介します。

1)信頼関係を築く
OJT担当者がまずするべきことは、新入社員と信頼関係を築くことです。
「この人は信頼できる」という気持ちが新人にあれば、その後の指導はスムー
ズに進行します。

まずできることとして、「お互いの共通点を見つける」こと。

互いの出身地、好きなスポーツ・本・映画など、共通する部分が多ければ多い
ほど、信頼関係は増していきます。これを心理学で「類似性の法則」と呼びま
す。出会ってすぐの場合、簡単な自己紹介で済ませてしまう方も多いと思いま
すが、時間をかけて新人との共通点を探していくことも、信頼関係を築く有効
な手段と言えます。

2)「目的」と一緒に説明する
近年の新入社員は任された仕事に対し「なぜ?」を多く問いかけます。これは

「人の役に立つ仕事がしたい」
「目的に沿って、効率の良い仕事がしたい」

という前向きな姿勢の表れでもあります。
例えば「この資料にホチキスをお願い」に、たった一言。

「今日の役員会議で使われる、大切な資料だから」
「この企画書が、今月の売上に大きく関わるから」

など、仕事の目的を付け足すだけで、新入社員にとっては大きなやりがいに
つながります。

まだ目に見えた成果を出せない新入社員だからこそ、小さな仕事でも目的や
背景を伝えることで、仕事に意義や、やりがいを感じさせてあげましょう。

3)「短く」「タイムリー」に叱る
新入社員の仕事を評価するのも、OJT担当者の役割です。時には新人に対し、
厳しく対応しなければならない場面があります。しかしクドクドと長く叱って
も逆効果です。叱る時はポイントを絞り、必要最低限の説明で終わらせること
が大切です。

また叱るときは間を空けず、リアルタイムを心がけること。3日前のミスを
叱られても、新人ではなくても「なんで今更…」と思ってしまいます。もちろ
ん場面・状況に合わせる必要はありますが、なるべく早いタイミングで改めさ
せることが必要です。そして過ちを正すことができた際には、大いに褒めて
あげましょう。

以上、新入社員を指導する上でのノウハウを3つご紹介しました。

入社して間もない新入社員は、まだ社会人としての「良い悪い」の判断ができ
ません。OJT担当者からしてみれば「そんなこともわからないの?」と思う場
面もあるかもしれません。そんなときこそ

・信頼を築いた上で
・目的を伴った説明をし
・短く、タイムリーに叱る

を実践することで、「社会人としての基準を教える」。そして自分自身の考え
で行動できる、自立した社会人へと導いてあげましょう。


株式会社フェイス総合研究所 上野 涼