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コンサルタントコラム

2016年1月6日

◆ 情報過多の時代 ◆

新年明けましておめでとうございます。
昨年中は、本メルマガをご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで本コラムも、まもなく1100回を迎えるところまで参りました。

「この前のコラム読みましたよ!心にグサッと刺さりました」
「あのメルマガのネタ、朝礼で使わせてもらいました」

世の中に溢れるたくさんの情報の中から、私どものメルマガに貴重な時間を時間を割いてお読みいただいていることに、フェイス総研一同、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、読者の皆様が直面している「人と組織の問題」が良い方向に向かい、社員の皆様や経営者の皆様方にとって、
一人ひとりの成長や人間関係の充実を感じていただきながら、更なる成果を生み出せる組織づくりの一助になれるようしっかりと気持ちを込めて発信して参ります。

さて、前記しましたように「世の中には情報が溢れている」ということは、多くの読者の皆様も実感があるかと思いますが、
調査データからも「世の中の情報量」が格段に増えている事は事実のようです。

総務省情報通信政策研究所の調べによれば、平成13年から21年までの8年間で世の中に流通する情報の量が約2倍に膨れ上がっているそうです。
私たちが消費する情報量は、概ね横ばいか微増という状況にも関わらず、
流通する情報量はうなぎ昇りに加速しているようです。
(引用:http://www.soumu.go.jp/main_content/000124276.pdf

つまり、どこにいても携帯電話やタブレットからインターネットにアクセス出来る環境が整い、ありとあらゆる情報(良い情報もそうでない情報も)が流れ込んできている状況へと、知らず知らずのうちに環境が変化してきております。

ただ、情報が水道のようにひねれば出て来る便利な時代になった半面、意識的に情報を選ばなければ本来必要な情報が得られずに、不必要な情報ばかりを摂取してしまう結果になりかねません。
また、情報量が多いということは、それだけ判断が鈍るという危険性が背中合わせにある、とも言えます。

従って、自分の中で情報取得の基準となる「バルブ」をしっかりと自分で調節していかなければ、不本意な情報ばかりに捕らわれてしまったり、また自身にとって「都合の良い情報だけに偏る」傾向に陥れば、結果、「不健全な自己正当化」が起こり、その情報に踊らされてしまうことになりかねないことを私は危惧しています。

例えば、若手社員が、若いうちにしておいたほうが良い「経験」や「苦労」はたくさんあると思いますが、「うちの会社はブラック企業だから・・」
と冷めた目で見てしまい、「頑張っても無駄だ」と感じて、苦労やチャレンジすることを諦めてしまうこと。
ベテラン社員の方が、若手社員とのコミュニケーションに苦戦して、「最近の若手はゆとりだから」と決めつけて、そもそも関わりを減らしてしまう、等々。

世の中に出回っている情報をうのみにして、実情や実際との比較・検討をすることもなく、自分に都合良く感じられる情報の上辺だけを信じ、すぐさま取り入れてしまうことで、不信や悪循環を繰り返し、お互い望まない結果を生み出してしまっている「悪い例」といえるのではないでしょうか。

問題が起きた時や壁にぶつかった時に、自ら深く考えることなく、
安易な結論に自分を導いてしまっている事例が、職場の中で増えているような印象を持ちます。
これこそ「情報過多の弊害」ではないかと、私は感じます。

その様な情報過多の時代において、私たち発信者側もしっかりとその発信者責任を全うすべく、毎日の生活の中で、自分達の組織の中で実践をし、失敗を繰り返す中で学んだこと、気付いた事、身の回りで起きた出来事を中心に今後も読者の皆様にお役に立てるメルマガを目指して尚一層、励んで参りたいと思います。

本年も何卒よろしくお願いいたします。

株式会社フェイス総合研究所 上席執行役員 針生 英貴