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コンサルタントコラム

2016年1月13日

◆ 3つの観点 ◆


2016年で私・四宮が担当する最初のメルマガ(コラム)投稿である。
新年 明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜わり、誠にありがとうございました。
本年も、どうぞフェイス総合研究所ならびに本メルマガをよろしくお願い申し上げます。

さて、本日は3つの、ある「考え方」から改めてより深く考えるべきことについてお話したい。

1つ目は「陰口の功罪」。
陰口という言葉から、ネガティブな印象を持つ方がほとんどであろう。
実際、研修などでも受講者の方々に「陰口」というものの印象を聞いてみると、
「良くない」
「かっこ悪い」
「信頼をなくす」
という感想を耳にする。

そんな中で(天邪鬼な性格もあるのだが)私は彼らにこう言うのだ。

「良い陰口もある」と。

受講者が目をキョトンとして、お互いの顔を確かめ合う。

「この人は何を言い出すのか?」と。

彼らがイメージした陰口は、もちろん悪い陰口である。
しかし、陰でその人のことを『褒める陰口』というのは、どうだろか。

まず、私が考える鉄則として「陰口は必ずその人の耳に届く」という考え方がある。
もちろん、陰で自分を貶められるような話をされて気分の良い人など、ほとんどいないと思う。
しかし、陰で自分のことを褒めてくれている上司、先輩、同僚、仲間、部下、後輩がいてくれたとしたら、あなた自身、どのような感情になるだろうか。

きっと「ええー、あいつ、俺のこと、そんな風に見てくれてたんだぁ〜!」と、にやけてしまうのではないだろうか。

2つ目は「伝言ゲーム」。

この伝言ゲームも、事実が歪曲して伝わったりすることで、
往々にしてマイナス・イメージをもって表現される言葉だと思う。

確かに多くの場合に伝言ゲームによるロスや誤解、そもそもの本質から外れてしまうことが、そこここの職場や組織で起こっていまっているケースはひじょうに多いと思う。

しかし、ある人の話を聞いて私自身が感銘を受けたことがある。
その方は伝言ゲームのことを、このように評していた。

「伝言する際に、伝言する側の人間が、その伝言に関する想いや気持ち、感想などの感情・心を注入することで、その伝言の質が上がる」というのだ。

確かに、思い入れや感情がない伝言を、責任感・使命感のない人たちが進めているとすれば、どこかの地点で話が湾曲したり、そもそもの趣旨とは違ったものになってしまうことが起こってしまうだろう。

しかし、その組織がしっかりとした目的・目標を共有しているチームであり、一人ひとりがその発言に責任を持ち、伝言に想いや言葉を乗せて『ワンナップ』していったとしたら、その伝言は(発信地点よりも)より品質の高いメッセージに昇華し得る可能性がある、と感じた。
自身の組織がそうなれば、私自身、とても良い環境になると感じたので、この考えを率先したいと思う。

3つ目は「ご当地ヒーロー」。

これはお正月のテレビを観ていた時、とある番組に取り上げられたお話である。

ゆるキャラに並ぶ勢いとして『ご当地ヒーロー』がクローズアップされている(らしい)。
そのご当地ヒ−ローの中でもダントツの人気を博しているのが、千葉・木更津が誇る「鳳神 ヤツルギ」だ。
http://www.yatsurugi.net/
番組の冒頭、他の地域のヒーローと比べて、外見上そんなに大きな差別化ができているとも感じられず、ヤツルギ人気が高い理由が私にはさっぱりわからなかった。

しかし、番組の中で次第に明かされるヤツルギ人気の秘密に、大いに頷いた。

ヤツルギは他のヒーローとは違い、なんと『顔出し』ヒーローだったのだ。
これまでのヒーローのイメージでは、そもそも「顔出し」というのはNG。
その神秘性がヒーローのヒーローたる所以・・・。
そんな考え方は、既に昭和の遺物!なのである。

平成の子供たちが求めていたのは、ずばり『親近感』だったのである。
自称、ミスター昭和。超アナログ思考の私にとって、この事実はまさに目からうろこの話であった。

今年も良い意味で「常識を疑う」というか、己の小さな固定概念に支配されることなく、物事の本質をしっかりと見極めて行動する自分を目指したいと思う。
そんな3つの考え方を読者の皆さまと共有し、私の年始のご挨拶にかえさせていただく。

株式会社フェイス総合研究所 上席執行役員 四宮 敬仁