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コンサルタントコラム

2016年7月27日

◆ 相手の大切を大切にする ◆


先日、私事だが42歳の誕生日を迎えた。
もう自分の誕生日にこだわるような年齢ではないので、もちろん仕事優先で、お客様先にて研修の予定を入れていた。

研修を無事に終え、受講者の皆さんと交流を深めるべく食事をご一緒させていただいたところ、そのレストランのスタッフから突然、声をかけられた。

「お客様の中に針生様はいらっしゃいますか?」
「あ、はい。私ですが?」
「今日がお誕生日だと伺っておりまして、お祝いの品が届いております」
「え???」

すると、一緒に食事をしていた研修受講者が、
「お誕生日、おめでとうございます」
と大きなケーキを持ってきてくださっているではありませんか!

その後、お客様先の課長から「お子さんと奥様を考えて」ということで、「バウムクーヘン」と「プリザーブドフラワー」を頂戴した。
もちろん、私自身、誕生日を祝ってもらえただけでとても嬉しかったのだが、そのプレゼントを選ぶセンスが『相手のことをとても深く慮っておられるなあ』と、心から感心した。

私の妻は、私が仕事で土日に出ることも、仕事が夜遅くまで及ぶことに対しても、決して文句を言うタイプでは無い。
恐らく、受講者の中にそんな私の事情を察してくださった方がおられ、妻に配慮して「奥様が喜ぶものは何か」「子供が喜ぶものは何か」という視点に立ち、今回の私へのプレゼントが考えられていることに驚いたのだった。

そして皆さんのご好意のおかげで、その晩帰宅してから、私が『最も嬉しい』と感じる、妻の喜ぶ顔と息子の喜ぶ顔を見ることができた。
頂戴したお花は、今でも食卓の真ん中に飾らせていただいているし、その花を見る妻の表情には、特別な明るさと豊かさを感じる。

また、別の日に、懇意にさせていただいているお客様先でのプロジェクトを終え、帰り支度をしているところに、プロジェクトメンバーからこれまたサプライズの誕生日プレゼントを頂戴した。
こちらのお祝いも予想していなかったことなので、とても驚いたのだが、プレゼントの袋を開けて見て、さらに驚いた。プレゼントの中身は「ソーダスパークル」というもので、普通の水をあっという間に炭酸水に変身させるという優れもの。
こちらは「針生さんがいつも炭酸水を飲んでいらっしゃるので・・」ということで、プロジェクトリーダーである次長が選んでくださったそうだ。
『そんなところまで見てくれていたんだ!!!』(と驚きを隠せなかった)

これらのエピソード、自慢話のようで甚だ恐縮なのだが、弊社の看板研修である『Faith(信頼)研修』に、相手と信頼を築く法則のひとつ「相手の大切を大切にする」という考えがある。

相手が大切にしていることを「一緒に参加する」「興味を持って話をする」ことで、相手との関係が深まるという考えだ。
決して、そうしなかったらといって信頼関係が損なわれるわけではいないが、実践することで、更に信頼が深まる。

今回、まさに私がその気持ちを享受する立場になったが、私自身も、そして読者の皆さんにおかれましても、単純に『サプライズ』を狙うだけでなく、純粋に『相手の大切を大切にする』、こうした考え方を広げていけたら、もっと素敵な人間関係が生まれてくるのだろうな、と強く思った次第である。

株式会社フェイス総合研究所 上席執行役員 針生 英貴